WSLからWSL2へ

【WSL2のメリット・デメリット】

WSL1とWSL2は上下や新旧というよりも、仮想マシンか否かの違いが大きいので、WSL1とWSL2のどちらを導入するか検討しよう。WSL2は仮想マシンなのでホストOSのWindows10とは別のシステムとなる。例えば、IPアドレスはWSL2のLinuxとホストOSの Windows10で異なる。そのため、WSL2側のlocalhost(127.0.0.1)とWindows10側のlocalhostは異なるため、X WindowやSSHポートフォワーディング(トンネル)で単純にlocalhostを指定しても思ったとおりには動かない。割り当てられている(毎回異なる!)IPアドレスを使わなければならないのは面倒だろう。一方、WSL2はLinuxのシステムコールと完全に互換性があり、パフォーマンスが高い。ただし、ホストOSのファイルシステムとのパフォーマンスは劣ります。

【システム要件】

【BIOS で仮想化を有効に】

今どきのPCなら工場出荷時に仮想化が有効になっている。もし、WSL2が正常にインストールあるいは動作しなかったら確認しよう。

【Windows の仮想マシン プラットフォーム機能を有効】

■Hyper-V

■Linux用Windowsサブシステム

■仮想マシンプラットフォーム

PS> dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart 

PS> wsl --set-default-version 2

PS> wsl --set-version Ubuntu-20.04 2

PS>  wsl -l --verbose

詳細については、https://docs.microsoft.com/windows/wsl/install-win10 を参照のこと。

Last update: 2020/12/18